再びやって参りました、出本です。
前回、能書きが長すぎて反省したりしなかったりしたので、早速私見にまみれた客演紹介後半戦始めたいと思います。



後半一番手はこの方、イズムの上田裕之さん。鋭い目線が凛々しいですね。
オリゴ党さんではよしひろ葵さんと同じく『折紙の適応戦略』に出演されていました。

この方の芝居は、地に足がしっかり着いていると言いましょうか、安定感が凄いですね。アドリブさえも元々台本があったかのように丁寧に演じられています。常にワチャワチャと落ち着きのない誰かさんは、爪の垢を煎じて呑まなくてはなりませんね(鏡を覗き込みながら)。

未確認情報ですが、好物は焼き栗なんだそうです。確認情報ですが、ワタクシより歳上サンでした。どうやら今回の座組み、最年少男優は出本のようです。41歳ですが!

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続きましてはこの方、フラワー劇場・たしかなてざわりに所属の中村大介さん。別個に撮ったのに上田さんと全く同じポーズ。仲良しさんですね。

長いオリゴ党さんの歴史の中でも非常に関係が深く、前半で紹介した『それはAVですか?』や『グラスナイフ』『天才だって死ぬ』『エクスカリバーズ』他にも『カーゴ・カルト』『虫のなんたるか』等、多数の作品に出演されています。

オリゴ党名物(?)渋いオジサンポジション。今回の男優は声高めの人が多いですが、中村さんが喋ると一気に大人の芝居に早変わりします。
演出指示を聞いていると、岩橋さんからの信頼の厚さが伺えますね。

途中まで帰る方向が同じなのでよくお話しするのですが、ポツリと漏れた「稽古できるだけで幸せ」という言葉は今の時期、ホントに沁みました。

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お次はナルセケの成瀬トモヒロさん。『折紙の適応戦略』や『エクスカリバーズ』の他にも、短編集の『フェアリーテイル』や『バイオレット・フィズ』等に出演されています。

それだけに留まらず、近年のオリゴ党さんの振り付けの殆どをされていました。通称「イゴキ(動きではないらしいです)の先生」。画像も躍動感溢れる・・・肝心の顔が全然写ってませんが?

ワタクシが稽古に遅れていた時にされていた代役が物凄く似ていたと一部評判になりました。
モノマネって、観察力・表現力どちらも優れていないと出来ないのですよね。それだけ卓越した技量をお持ちだということです。
随所に小ネタも挟んでくるので、目が離せない。共演してもとても楽しい役者さんです。

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次にご紹介するのは山本敏嗣さん。お名前はとしつぐさんとお呼びするそうです。


オリゴ党さんは初参加。それどころか舞台経験も殆どないそうです。
何でも、オリゴ党さんの舞台を観て「やってみたい!」と門戸を叩きに行かれたのだとか。行動力に驚嘆致しました。何かを始めるというモチベーションは持ち続けなければいけないですよ(鏡を覗き込みながら)

真面目さが漂うこの画像の通り、真面目なお方です。舞台慣れしている周りに食らいつこうといつも一所懸命です。素晴らしい!

岩橋さんは、役者の芝居や人となりを見て台本を書いたり修正したりする「当て書き」をされることがあります。今回の山本さんの役回りもお見事で、「さすいわ!(流石岩橋さんの略。あまり流行らない)」と喝采を送ったものです。こっそりと。
彼がどのような形で関わってくるのか、劇場でご確認ください。

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そしてラストを飾るはこの御方。オリゴの誇る最強看板娘が満を持して舞台に初参戦。その名は
大塚結乃さん!

・・・おや?今「初じゃなくね?」とか思った方、いませんか?
素晴らしいですね。オリゴ党検定があれば二級位にはなれそうです。
なんのこっちゃわからん、というソコの貴方は是非、劇場にてオリゴ党上演台本を片っ端から買い求めるのデス(ダイレクトマーケティング)

それはともかく結乃ちゃん、いや、結乃さん。勿論この座組最年少ですが、並み居る大人達に混じっても物怖じしない堂々とした立ち振る舞い。早くも大女優の片鱗を見せております。

いやぁ、本番が実に楽しみですねぇ。どれ、オジサンとちょっと記念撮影しよっか?
・・・ええ、全身でもって外方を向かれましたとも。正月に2歳の姪っ子を手招きしたら全力で逃げられた記憶が蘇りましたよ。

傷心のワタクシに結乃ママこと田中愛積さんが優しくお言葉をかけて下さいました。
「ウチの子撮るんやったら出すモン出してもらおうやないの、オオン?!」

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オリゴと愉快な仲間たちがお送りする30周年公演「シンドバッドの渚」間もなく本番でございます。芸術創造館でお待ちしております。


出本雅博


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