オリゴ党稽古場日記

2022年09月


客演の出本さんが他の客演を紹介する。 同じ客演でありながら他の客演の紹介だけさせておくのもいかがなものか。 僭越ながら、中村から出本雅博の紹介をさせていただこう。
ひと言で言ってしまえば。
トリックスター。
世界大百科事典には「策略を用いる狡猾さ・賢さを賞賛される一方,欲望を制御できずに失敗する 愚かさ・滑稽さを笑われる者であり 」と著述される一方「固定的な秩序へのおどけた批判者,思 考の枠組みの解体者 」との記述がある。
舞台上の出本雅博を見るに、ひたすらにトリッキーな動きが目に留まる。当然に周囲は翻弄され
る。一概には言えないが、「欲望を制御できない」「笑われる」存在として彼を「トリックス
ター」と定義するのには一定の合理性がある。
その一方で、いかに外形がトリッキーであっても、はたしてストーリーの進行上あるいは内面の
展開として失敗・破綻しているかといえば、これは明確に否定できる。
「このシーンどう読んでもそうはならんやろ!」
トリッキーな外形をこのように形容したとして、では仮に台本をごくオーソドックスに読解して
立体化した場合と比較して展開が破綻するかといえば、全く破綻していない。むしろそこに描か
れる情緒が強調され、哀しさはより哀しく、美しさはより美しく、そうでないものはそれなりに
描写される。すなわちその外形とは裏腹に、彼の読解は極めてオーソドックスで合理的である。
賞賛されるべき「賢さ」である。しかも強調から誇張に逸脱するギリギリのラインを針で突いた
ように攻めてくる。「狡猾」である。もちろん褒めている。
オリゴ党初登板は「天才だって死ぬ」。6 年前。わずかこれだけの時間でオリゴ党になくてはなら ない存在になってしまった。ひとえに「思考の枠組みの解体者」たる彼の資質のなせる技だろう。
どこまでいってもトリックスターだ。
――こんなやつに勝てる訳ねえだろ!

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オリゴ党のたなかいつきです。

皆様、先日の台風は大丈夫でしたか??

オリゴ党は19日にも稽古をする予定だったのですが交通機関も止まってしまうとの事で皆様の安全第一!

19日はzoom稽古でございました💻✨

表情や声のトーンを岩橋さんに見て頂くような

感じだったのですが、

なんだかすごくこれはこれで楽しいなと思える時間でした。

やっぱり皆さんと直接会って空気を感じながら

できることが1番なのですが、

画面越しでもこんなに稽古ってできるのだなぁと改めて思いました。

会えないと思っていた皆さんの顔が見れて

ひたすら嬉しさに浸りまくっていた日でした😇


ガッツリ稽古再開が翌日の20日からだったので今回は20日の稽古場写真を載せながら、

またうおおおおと書いていこうと思います✍🏻

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スタッフの皆様も来てくださいました!

もう本番なのだなぁとひしひしと感じます。

この日は舞台監督のかっこさん、照明の池辺さん、音響のあなみさんが来て下さりあたたかみ溢れる空気でいっぱいでございました🙏🏻

皆様の安心感すごい

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首痛い系ポーズの成瀬さん🤓

このシーンはよしひろさん、江本さん、あかねさんもご一緒に出られているのですが少しネタバレ要素もありますのでこの写真を。

この写真でこのシーンだ!ってパッと出てこなくて、

ただ絶対おもろい事だけは伝わってきました笑

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中村さんも首痛い系ポーズ😂

中村さんはいつもどの方の稽古もじっくり見ていらっしゃる姿をいつも私は見させてもらっていて(私も稽古見てます、大丈夫です、見てますからね!?)中村さんの笑いがこぼれるたびあっおもろいシーンきたっていつも思いながら私も笑っているという…🥴

お芝居も声がとても心地よいので、気づけば次のシーンにいってて、毎回魅入ってます。

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山本さん!

舞台上にいらっしゃる時と舞台外にいる時の

ギャップがある方で、

このお写真ではカチッとしたお芝居をされるのかなという印象を私は受けるのですが、

いいえ、とてもポップな方なのです。

山本さんのポップなお芝居お楽しみに🕺🏻✨

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このシーン代役をしてくださってる方がいて、

是非本番で答え合わせを笑

実は私もいるシーンなのですが、

このシーンは色んな感情が入り交じるので

見応えありまくりまくりです!!!

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あかねさん、江本さんターン🙋🏻

最高!大好きペア!!

あかねさんと江本さんを堪能出来るシーンなのですが、

あかねさんのキャラクターと江本さんのキャラクターの温度差という言葉が合ってるかはわかりませんが私は見ていてとても大好きです!!

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そしてそして大介さんー!!🫣

ひゃほーー!嬉しいーー!!!

大介さんが舞台に居るだけで安心度爆上がりです。ずっと居て頂きたい。

一緒に舞台に立ててる嬉しさでいつもにやにやを抑えています。

嘘です、ちょっとにやにやしちゃってます。

頑張ります!!!笑




ほら!まためっちゃ書いてる!!

稽古場日誌じゃなくて、

私の興奮を取り敢えず伝えるためのものに

なっていないか心配ではありますが

私の番はこんな感じなんだと思ってもらえると

とてもありがたいです。甘えます。

こんな感じで今後も

やっていきたいと思います。


週末台風来るかもなんて事も浮上して

ますが、もうオリゴですから!笑

稽古も大詰め!

今週末には本番です!!!

残りの時間も楽しみまくってやる!!!



あ、お天気の神様、急に冷え込みすぎなので

もう気持ちあったくしていただけると

嬉しいです🙏🏻皆様、お身体お気を付けて!


再びやって参りました、出本です。
前回、能書きが長すぎて反省したりしなかったりしたので、早速私見にまみれた客演紹介後半戦始めたいと思います。



後半一番手はこの方、イズムの上田裕之さん。鋭い目線が凛々しいですね。
オリゴ党さんではよしひろ葵さんと同じく『折紙の適応戦略』に出演されていました。

この方の芝居は、地に足がしっかり着いていると言いましょうか、安定感が凄いですね。アドリブさえも元々台本があったかのように丁寧に演じられています。常にワチャワチャと落ち着きのない誰かさんは、爪の垢を煎じて呑まなくてはなりませんね(鏡を覗き込みながら)。

未確認情報ですが、好物は焼き栗なんだそうです。確認情報ですが、ワタクシより歳上サンでした。どうやら今回の座組み、最年少男優は出本のようです。41歳ですが!

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続きましてはこの方、フラワー劇場・たしかなてざわりに所属の中村大介さん。別個に撮ったのに上田さんと全く同じポーズ。仲良しさんですね。

長いオリゴ党さんの歴史の中でも非常に関係が深く、前半で紹介した『それはAVですか?』や『グラスナイフ』『天才だって死ぬ』『エクスカリバーズ』他にも『カーゴ・カルト』『虫のなんたるか』等、多数の作品に出演されています。

オリゴ党名物(?)渋いオジサンポジション。今回の男優は声高めの人が多いですが、中村さんが喋ると一気に大人の芝居に早変わりします。
演出指示を聞いていると、岩橋さんからの信頼の厚さが伺えますね。

途中まで帰る方向が同じなのでよくお話しするのですが、ポツリと漏れた「稽古できるだけで幸せ」という言葉は今の時期、ホントに沁みました。

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お次はナルセケの成瀬トモヒロさん。『折紙の適応戦略』や『エクスカリバーズ』の他にも、短編集の『フェアリーテイル』や『バイオレット・フィズ』等に出演されています。

それだけに留まらず、近年のオリゴ党さんの振り付けの殆どをされていました。通称「イゴキ(動きではないらしいです)の先生」。画像も躍動感溢れる・・・肝心の顔が全然写ってませんが?

ワタクシが稽古に遅れていた時にされていた代役が物凄く似ていたと一部評判になりました。
モノマネって、観察力・表現力どちらも優れていないと出来ないのですよね。それだけ卓越した技量をお持ちだということです。
随所に小ネタも挟んでくるので、目が離せない。共演してもとても楽しい役者さんです。

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次にご紹介するのは山本敏嗣さん。お名前はとしつぐさんとお呼びするそうです。


オリゴ党さんは初参加。それどころか舞台経験も殆どないそうです。
何でも、オリゴ党さんの舞台を観て「やってみたい!」と門戸を叩きに行かれたのだとか。行動力に驚嘆致しました。何かを始めるというモチベーションは持ち続けなければいけないですよ(鏡を覗き込みながら)

真面目さが漂うこの画像の通り、真面目なお方です。舞台慣れしている周りに食らいつこうといつも一所懸命です。素晴らしい!

岩橋さんは、役者の芝居や人となりを見て台本を書いたり修正したりする「当て書き」をされることがあります。今回の山本さんの役回りもお見事で、「さすいわ!(流石岩橋さんの略。あまり流行らない)」と喝采を送ったものです。こっそりと。
彼がどのような形で関わってくるのか、劇場でご確認ください。

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そしてラストを飾るはこの御方。オリゴの誇る最強看板娘が満を持して舞台に初参戦。その名は
大塚結乃さん!

・・・おや?今「初じゃなくね?」とか思った方、いませんか?
素晴らしいですね。オリゴ党検定があれば二級位にはなれそうです。
なんのこっちゃわからん、というソコの貴方は是非、劇場にてオリゴ党上演台本を片っ端から買い求めるのデス(ダイレクトマーケティング)

それはともかく結乃ちゃん、いや、結乃さん。勿論この座組最年少ですが、並み居る大人達に混じっても物怖じしない堂々とした立ち振る舞い。早くも大女優の片鱗を見せております。

いやぁ、本番が実に楽しみですねぇ。どれ、オジサンとちょっと記念撮影しよっか?
・・・ええ、全身でもって外方を向かれましたとも。正月に2歳の姪っ子を手招きしたら全力で逃げられた記憶が蘇りましたよ。

傷心のワタクシに結乃ママこと田中愛積さんが優しくお言葉をかけて下さいました。
「ウチの子撮るんやったら出すモン出してもらおうやないの、オオン?!」

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オリゴと愉快な仲間たちがお送りする30周年公演「シンドバッドの渚」間もなく本番でございます。芸術創造館でお待ちしております。


出本雅博


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どうもです。本番が近づいてくると、勝手にブログに乱入してくる出本です。
頼まれもしてないのにやってくるのは、本番に向けてのスイッチを自分の中で入れる理由もあったりします。最近よく使われるルーティンみたいなやつですね。

そんなわけで、ほぼほぼ一年前と同じように私見にまみれた客演紹介、行ってみたいと思います。

トップバッターはこの方。江本真里子さん。
『ヴンダーカンマーの叡智』の時も最初にご紹介しました。だいたい50音なので仕方がない。
オリゴ党さんでは他にも『あおのじだい』やプロデュース公演の『グラスナイフ 〜「WAR CHRONICLEだっけ」より〜』などにも出演されてましたね。

彼女を一言で表すなら「バイタリティの塊」。月に一本以上の本番というハードスケジュールにも関わらず、ケロッとした顔で稽古場にやってきて全力で挑んできます。「動き続けてないとしんじゃう」と言ったとか言ってないとか。感服ものです。
そんな彼女が唯一死んだ顔をするのが「ダンスやるよ」と言われた時。丁度こんな顔をします。それでもキレッキレの動きをするのは身体能力の高さなのでしょう。素晴らしい!

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続いては遊気舎所属、小川十紀子さん。今回以外では『それはAVですか?』にご出演されていました。他にもオリゴ党さんに客演されていたそうですが、手元の資料では確認できませなんだ。オリゴ力が足りてません。

本当に達者な役者さんです。コメディシーンでの引き出しの多さには何度も笑わせていただきました。一転してシリアスな展開では息を呑むほどの緊張感を作り出されます。凄い!
ワタクシとも少々絡みがあるのですが、毎回声を掛けて気遣ってくださいます。優しい!
画像は優しみ溢れるこの一枚をチョイス。

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早くも語彙力が溶けてきていますが、全員紹介し切れるのでしょうか。


次に紹介するのは斎藤ゆうさん。劇団ペトリコール社主催。つまり社長。ペトリコールとは「雨降りの時の土の匂い」と言う意味なんだそうです。格好いい!Petrichor。

オリゴ党さんには初出演。長年の希望が叶ったと気合充分で稽古に臨んでいます。新しい動きにもどんどん挑戦して、代役にも積極的に参加。台本を離すのも早い。偉い!
画像はお目々ぱっちりなこの一枚。マスク越しでもシュッとした感が伝わりますね。



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お次は劇団レトルト内閣所属、たはらもえさん。オリゴ党さんでは『あと8kg』や江本さんと同じく『グラスナイフ』にも出演されてました。

有名作品を超改変した半ばオリジナルのストーリーをとめどなく話し続ける特技?を持っており、想像力の豊かさに脱帽します。想像力≒役者力。
ゆるふわっな雰囲気とは打って変わって、芝居に対する姿勢はストイック。稽古が始まって表情がキュっと締まる様は正にカッコカワイイ!ギャップ萌えというヤツですな。

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既にお気付きでしょうが、役者紹介なのにマスクしたりしてなかったり、あっち向いたりこっち向いたりしてたりとてんでばらばらな画像になっております。これはひとえにワタクシが思いつきで「ブログに載せるんで画像ください」といきなり言って回ったせいで御座います。根回しの出来ないヤツなのです。


気を取り直して次に紹介するのは、なかた茜さん。トランスパンダでは作・演出もされています。

常に舞台のバランスを見ながら動いて下さっており、「もうちょっとこっち行った方が良いかも」と整えてくださったり、岩橋さんの演出を「〜こういうことでしょうか?」と分かり易く噛み砕いて提示してくださいます。有難い!
直接お話しした印象としては、とても聞き上手なお方。何だかついつい色々と喋ってしまいます。何故かはわかりません。分かるならワタクシのコミュ障も少しは改善されることでしょう。

オリゴ党さんは久しぶりと仰っていましたが、手元の資料では確認出来ませなんだ。オリゴ力が足・・・(←直接聞かない辺りが正にコミュ障)

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つらつらと書いていると、おっそろしく長くなってきたんで焦っております。一年前に比べて客演が倍ぐらいになってるからね、仕方ないね。前後編に分けましょう。


そんなわけで前編のラストはこの方、よしひろ葵さん。
『折紙の適応戦略』『天才だって死ぬ』『あと8kg』『エクスカリバーズ』などに出演されています。

ワタクシがオリゴ党さんで初参加した『天才だって死ぬ』での共演以前から交流があり、気心の知れた有難い御方。一緒にいてくれるだけでとてもリラックスして稽古に挑めます。頼もしい!

人柄としては気さくで人当たりが良くて面倒見がよいナイスガール。そのためかハキハキした姐さんキャラを演じることが多かったようですが、近年は役幅も広がっており今後も楽しみな御方です。

一方でオリゴ党さんではあまり良い結末を迎えられない役柄が多く、常々「オリゴでハッピーエンドを迎えたい』と口にしてますが、そもそも作品全体を見てもハッピーエンドを迎えているキャラの方が少数なんですよね(出本調べ)。今回彼女の望みは叶うのでしょうか。

画像がちょっと違和感あるのは、トリミングしてるからです。ブログの役者紹介で使うって言ったじゃん。なんで後ろでピースしてるの、約二名。

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後半へ続く!


出本雅博


本日は
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みんな大好き沢渡さんと

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舞監のかっこさん、照明の池辺さんが来てくれました


スタッフさんが来たらいよいよだなぁとビビりたおしてしまいますね

団体で出来るところを中心にやっていきました
ダンス?の練習もしました秘密兵器が来ていたのでそれを使ってやりましたよ
秘密兵器なのでお見せ出来ませんが是非劇場で確かめてみてくださいね


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稽古しているよしひろ
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目と目で通じ合う2人


とうとう2週間を切りました…早いぃぃ
ここからギュッとなって行きますよぉ

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オリゴのお芝居で幸せになりたいと願う成瀬君


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めちゃんこかわいいとっこさん


願わくばまだみんなとわいのわいのしていたいみりっこでした

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